人気製品らしく
ボンバルのTRAxx最新型のAC3は、続々と実車の増備が続いていますが、模型界ではPIKOが早々に発売して以来、それ以降に発売予告をしているメーカーが多いにもかかわらず、メルクリン以外は製品を発売できない状態になっています。
メルクリンの製品は出来がイマイチということもあり、ピコの独走状態が続いている感があります。
ピコの発売品は、試作タイプから始まりましたが、量産タイプとしてこのRailpoolマシンが発売されてから、様々なバージョン展開が少しずつ進んでいます。
穂のでんにおいても、入線時期を窺っていましたが、まあいつでもいいやという感じでたまにチェックすると、意外に品切れのことが多いのであります。今年に入ってからは2線式についても品薄の状態が続いていたため、3線式を入線させました。
といっても、直近のピコの製品は走行系の仕様も向上しているため、車輪についても2線式と3線式で作り分けてしまうようになりました。即ち軸が金属となり、嵌め合い部の絶縁ブッシュの有無が生じるようになってしまったのです。従って、3線式を購入する場合は、2線式用車輪のスぺパーツも同時に購入する必要があります。
ということで、先の入院中にポチしてしまったマシンは退院後に入線。普段よりも多くの手入れが必要になってしまいましたが、無事整備も完了。
ふと製品番号を見ると、サフィックスが付いていて、3となっています。ピコの場合同一製品番号でサフィックスが付く場合は、見込み以上に売れていて、再生産を示す番号になっています。既に4回目の再生産の製品。
あまり数の出ない3線式の製品でも4回目の再生産ということは、かなり売れているという感じです。またピコの場合サフィックスが付くと車番が変わる場合もあるので、それも調べてみると、初回は004号機にて発売されていたようです。このマシンは008号機で、ネットのモデルの写真を見ると、色々な番号が画像としてアップされているので、生産されるたびに1番ずつ番号が進んでいた可能性があります。
なかなか面白い製品生産でもありますが、ピコの好調を示す一例にもなっているのかも、という感じがします。
マーケティングや発売のスピード感、適度な価格構成という、モノづくりと商売の連携がしっかりしているのでしょうかねえ。
で、本機は製品仕様としてかなり向上しているのは、かなり以前に新製品として入荷したマシンで紹介している通りですが、廉価モデルという部分での手入れは必要です。
今回は2エンドのダミー化の他、3線式の2線式化に関連する項目として、車輪の4軸とも全部交換、集電シューの撤去、台車配線のプリント基板へのはんだ付け場所の変更となります。3線式モデルはデフォルトでサウンドデコーダ装備というメリットがありました。またレベルアップとしては屋上機器への色挿しとして、パンタグラフのガイシの色挿し、特高配線のガイシへの色挿し、固定クランプへの色挿し、パンタホーンへの色挿しという程度です。
テレビを見ながらの作業でも1時間程度。気軽な工作であります。