さて、なぜ残ったのか
で、なぜこの222号機は現役で残ったのでしょう。
103型はファンも多いことから、動態保存機が沢山あります。222号機も一種の動態保存機のようなものでしたが、少々使われ方の毛色が違っていました。
TEE色の時代にパンタグラフが最新のものに交換されるということは、長期使用を前提とした換装だったのでしょう。廃車機関車の回送など、日本でいえば甲種輸送貨物の専用マシン的な使われ方をされ始めました。
それが、railadventure社の登場となります。現在最新型の機関車を納入先に収めるための回送に、本機が多く利用されています。控え車として専用の車両も準備されていて、その中の1両にラインゴルトのパノラマ車もあります。
甲種輸送をビジネスにするとは、日本にはない発想です。
・・・次回へ続く。