中古製品の再生です
140型電機は製造期間が長かったため、今でも現役で働いているマシンがあります。各メーカからも古くから発売されていまして、いまだに新規製品が発売されるほどのポピュラーな存在です。
しかし余りに変形機であると製品化に恵まれず(例えば日本でいえばEF65Fの日車製はオリジナル変形機ですので、まず製品化されない)、そのようなマシンは中古製品を流用して再現する格好の獲物になりえます。
さて、とある日、銀座4Fのお店のショーケースを覗いていると、随分と古い製品を見つけました。
Rocoの110型の初期製品4135Bです。1980年までの2~3年間発売されていたものです。車体のメイン部分は、今でも廉価版で型が使用されている息の長い製品です。
この時期のロコ製品は、集電方法の選択スイッチ(レールor架線)が上部から切り替えられるようになっていました。上の写真のVCB横のモニターグリルの部分です。マイナスドライバーを突っ込んで操作します。
前面窓下を周回する初期スタイルの手すりは、少々太めですがしっかりと再現されています。
この中古機は結構使われていたようで、全体的な外観はくたびれていました。走行することはできましたが、動力機構が古いスプリングジョイントタイプなので、さて修理復元はどうしようと迷うことになりました。
・・・次回へ続く。