穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

PIKO Vectronを整備す その1

製品進化に伴って

 この9月に、ピコのVectronに発売後初めての大きな製品の見直しが入りました。新発売となったLokomotionバージョンのマシンが、ロコからベクトロンが今年中に発売されることを意識してか、競争力を維持できるようパーツの細密化がされました。

 以前シーメンスラッピングマシンの整備の時にも言及した、TRAxx AC3シリーズ発売の直前発売の製品のために、ホビーとの継子仕様で中途半端という部分のパーツがあったわけですが、その部品を入れ替えした感じでレベルアップされたわけです。

 早速、既発売のレベルアップも可能なように、スペアパーツが発売されました。

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 車輪とパンタグラフのパーツです。この3種類が今回発売のスペアパーツ。

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 袋から取り出すと、こんな感じ。車輪は極めて一般的な製品と同仕様となりました。完全にホビー仕様とは一線を画しています。パンタグラフも枠がロストワックスらしき金属製となり、しっかりしています。ガイシと一体成型なのは、既存製品の交換を考えて、別パーツ化しなかったものを思われます。

 ここまでくると、ピコの最新製品と同じレベルのパーツです。

 さて、早速このパーツを試用してみましょう。

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 改造の供試機は、このブログの草創期、第2回目に登場した、当時新発売となったピコベクトロン、Railpoolマシンです。

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 当時は1エンドのダミー化、パンタグラフのガイシに白の色差しをしただけで、あとは手持ちのPlux16デコーダでのDCC化をするという、簡易的な整備で終了していました。今回は車輪の交換と共に、パンタグラフの交換、細部の色差し追加、サウンド化をしてみることにしました。

 

・・・次回へ続く。