郷愁の2段窓
色々な客車が混結されて運転される同社の列車でも、今回のモデルでは最古参の部類に入る2等客車が2両セットになっています。
毎度おなじみ西ドイツ国鉄の客車です。90年代にIR用に大量に大更新されて、今でもICに使用されている仲間が多い中で、ローカル列車用にシルバーリンゲと共に混結されて使用されていた仲間は、特に大きな改造を受けることもなく、2段窓のまま、黙々と使用され続けたようです。
モデルでも、旧製品をそのまま流用して、装いだけ変えてみましたという感じです。
それでも、床下にもしっかりとレタリングが施されるなど、一応最近の製品標準並みの工作がされています。
車番もしっかりと分けられています。そこはロコらしく抜かりないです。
自転車を持ち込むことが可能なようになっているようです。といっても3台ということらしいので、片方のトイレを自転車収納室に改造したようです。道理で窓が片側白からスリガラスに代わっていたわけです。
室内のパーツは特に旧来のままとなっていて、実車もコンパートメントのままなのでしょうか。
この2両は、一両ごとに若干仕様が異なるようで、台車が違います。ミンデンタイプの台車ですが、どちらもオリジナルのものから改造がされていますが、ヨーダンパがあるものと無いものとになっています。
・・・次回へ続く。