旧作品
ロコのE10.3はモデルチェンジされてから久しいですが、初期の製品は今と違って随分とトイ感がありました。
このE10.3は、各社からモデルが発売されていましたが、当時はどのメーカーも寸法が正確には計測できていなかったせいか、随分と先頭の形状がまちまちでした。
その中でも91年に発売された旧リリプットの製品から、現在のモデルに近い正確なフォルムが再現できるようになって、各社の製品が徐々にリファインされていきました。
さて、ロコ初期モデルの末期品。これはオークションで仕入れた品物ですが、旧品なので手入れの箇所が多くなりました。
最も大がかりな部分は、出入り口両脇のモールドされている手すりを削り、丸棒に替えることです。このモールドの除去は、簡単なようで意外に手間取ります。下部の部分は段差になっていますので、ナイフと彫刻刀を駆使して、車体フォルムを成型しながら不要な部分を除去します。
あとは前面の手すりモールドを2か所除去して、丸棒への変更です。
・・・次回へ続く。