オリジナル改造品の幅が拡がります
車体は今回いじることなく、取り付け部品の交換と一部塗装の変更、デカールによる車番変更のみとなります。
下回りは3線仕様の製品なので、2線化改造します。
Rocoの動力を見慣れている方には、簡単に2線化できるのが分かるかと思います。配線2本のつなぎ変えと、シューとその配線の撤去のみで済みます。
この時代のデコーダはESU製のため、DCCでも反応します。4桁アドレスにも対応できていますが、Z21での書き換えがイマイチな反応だったので、CS2で書き換えを行いました。
車体を被せると、こんな感じです。錆の出ていたパンタグラフのシューや無線アンテナ、笛はキサゲで磨いて錆落としをし、プライマーをコーティング塗装しておきました。フィルタ固定ボルトを表現した上下3対のボルト頭が、結構実感的に見えます。
最後に全景でおさらいをします。
劇的・ビフォー
アフター
まあ、なんということでしょう!
ところで、この305号機は不運な機関車だったようです。DBAG発足後はロゴのみ現在のものに交換(上貼り?)され、このオーシャンブルー/ベージュ塗装で活躍していたようですが、155型と仲良くなって一部破損し、しばらくOpladenに保管されていたのち、Verkehrsrot塗装になることなく廃車を迎えたようです。
それにしても時代は変わったものです。こんなフィルタは自作するとなったら大変なことでしたが、CADで設計すれば簡単に手に入るのですから。
今回は部品を余分に作りましたので(というか、計画的に数量を作ってみた)、外嵌め連続フィルタ化するつもりで在庫させていたマシンを、このパーツで置き換える作業をすることが一気に進みます。
おしまい。