ヘルマンアンドパートナー
その昔、金山駅前のビルに入居していた模型屋さんのショーケースの中に長らく鎮座していたトラムのキットのメーカーが、Herman & Partnerというところだそうです。
かつての神保町のお店にも若干数あり、一時期S店長にお願いして、いくつか取り寄せて戴いたこともあります。ドレスデンにある家族経営のお店だそうで、Sさんでも「入手難しいヨ」とのこと。
Sさんに依頼する前は、偶然見つけたドレスデンのネット模型屋が、結構上手に入手してくれて、色々な種類を送ってくれました。
そのお店も、ある日「仕事を辞めることになったが、これだけ在庫あるけれど買うか?」とお知らせしてくれて、思わぬ在庫処分品を入手できたこともありました。
今思うと、潰れてしまったのが惜しいですね・・・。同じドレスデンだったので、店舗まで行って入手してくれていたのだと思います。
さて、Gohtawagen(ごーたわーげん)と呼ばれているこのトラムは、かわいい単車です。モータ車を先頭に、1~2台の同系のトレーラー車を従えて街中をチョロチョロ走る姿は、まさにヨーロッパ的なスタイルという印象でした。
東ドイツ時代に製造された車両なので、東西統一後急速に淘汰が進み、今では保存車以外は見られなくなったようですが、ナウムブルグでは同系だけで今でもツリカケ音を響かせながら営業しているようです。
さて、上の写真はライプチヒのタイプのキット。スカイブルーの帯です。
キットの構成はこんな感じ。この他にガラスのパーツ、室内関係のパーツ、パンタグラフのパーツ(使わない)、車輪連結器関係のパーツが各形式共通部品として梱包されています。
このキット、走らせるための模型ではなく、展示用模型として構成されているようです。よって、走行を楽しむためには、日本の「鉄コレ」と同程度(またはそれ以上)の手を加えてあげる必要があります。
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