一部復線?
関東の私鉄は、昔は電力会社が副業で経営するなんてこともあったので、線路に高圧鉄塔が併設されているのは当たり前の光景でした。
さて、池上線で今でも残っているのは、少しの区間になります。
洗足池のホームから少々石川台寄りに戻ったところの踏切脇に変電所があります。そこに電線が引き込まれていますが、その先の駅手前にも、嘗ての鉄塔併用の架線柱が一部残されています。
つまり、この先は不要になったか地下ケーブル化されたか、ということなんでしょうか。
そして、切通区間に2か所大きな鉄塔があります。左右に2系統ありまして、この先3本目で右側の1系統が横の鉄塔にそれて行ってます。
こんな感じで、横にそれるまでは鉄塔が3本ということですね。
画面の左にトラス柱が写っていますが、この場所で画面左側に1系統が逃げていきます。残念ながらこの鉄塔の写真を撮り忘れました。
そして1系統になった鉄塔は、見慣れた雰囲気のものになります。この区間では3相交流が縦に並んで左右それぞれの系統になってます。
南武線の場合は3相が上下に2列となっていますので、その形状の違いで路線の架線柱の特徴が表現されます。
そして、石川台のホームを抜けた先は、線路沿いに併設される普通の高圧鉄塔になってます。
ということで、この800m程度の距離が併設区間ということになります。
なかなか下町的な風景でございました。
最後に、南武線の高圧鉄塔を。
といっても、当時は鉄塔の写真は撮っていませんでしたので、ついでに写っているのしかありませんです。