穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

これがメルクリン?

久々のヒット作登場!

 と、お題は期待が叶う製品登場のようですが、まるで反対の最悪状態。

 年始早々に到着した昨年の新製品は、Loc&More社の提携で発売された、ドイツ統一25周年を記念したラッピング車となった、Dispolok所属で現在はTxLogistik社にリース中のES64U2-060号機のモデルです。

 メルクリンの品番は39846、穂のでんはトリックスなので品番は22346となります。

 折角なのでメルクリン社公式HPから、製品の紹介写真からみると

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 右側が1エンドで、2パンタ装備側となっています。

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 実物もこの通りです。(Bahnbilderの画像より引用加工)

 ところが到着した製品は、

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ドイツ国旗の3色がデザインされた2エンドに、2パンタあります????。

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こうなってしまいます。

 パンタグラフの位置関係に対して、床下の向きが合っていますので、これは完全に車体への印刷を右側と左側間違えてしまっていることが分かります。

 これは大変と思い、ネットで同品番の検索をかけてみると、悉く反転した状態の製品の写真ばかりが出てきます。ネットの掲示板には、製品が反転しているということについては見つけることが出来ず、ここは語学がプアなことが原因なので、探せば出てくるでしょう。ご存知の方はコメントを頂ければ幸甚です。

 ピコやメルクリンのタウラスならば、屋根板は車体と別構成で外せますので、隠れる部分の車体の逃げ穴などを追加工すればすぐに対策が出来るのですが、メルクリンの場合は一体鋳造車体で外れないので、手の施しようがない現実になっています。

 まあ、これだけ大胆なエラー品になるので、模型店で対応できるかどうか甚だ疑問は感じますが、まあダメモトで件の説明を加えてメーカーのリコールがあるかどうか(日本の模型界では、今では当たり前のようになってきていますが)お尋ねをすることにしました。どんな回答が来るのが楽しみでもありますが、現地で騒いでいなければ、メルクリンの歴史に残るエラー製品になる可能性もあるかもしれません。

 ということで、久々のヒット作に(不幸にも)巡り合ってしまいました。