穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

Roco DB BR112 153-2

登場時の姿

 112型は東西ドイツ統一前後に計画され、製造された機関車でした。0番代はDRで243型の高速化改良として計画し製造されたもので、100番代は東西統一後にDBとDRの2社体制で共同発注という体裁をとったそうで、DR籍の車両とDB籍の車両と別れたようです。

 DBでは、本来110型の高速型であった112型が存在していましたが、この形式のために、それを113や114に改番させる措置をとったことから、この機関車が汎用になることを見越していたのかもしれません。今でもドイツ各地で活躍していることが、それを裏付けているのでしょう。

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 Rocoから発売された112型は0番代と100番代両方あるようです。しかし、合併前のOrientorot塗装の場合、DR標記のものは0番代のみで、100番代はDBロゴのみの発売だったようです。大部分はDBAGロゴの製品であり、この製品は発売期間もそれほど長くなく、結構希少なもののようです。

 Roco 43584 BR112 153-2 Ep.4

 143型や112.0型と異なり、前灯の配置がUICに準拠した(正確には準拠していませんが)3か所配置となっていて、下部2個は尾灯と兼用になっています。

 モデルでもしっかり表現されており、また112型の特徴である前面窓枠が黒色となっているところも再現されています。

 この製品も銀座4Fに陳列されていたものです。非常に状態が良いものでした。手入れをすることもなく、そのままDCCデコーダを搭載し、穂のでんに入線しました。

 この姿で実物が活躍した期間は1年余りととても短期間でしたが、穂のでんでは長く活躍できると思われます。