再発売品
キャノンモーターCN22の生産終了に伴う日本の鉄道模型の動力車問題のなかで、KATOは超小型コアレスモーター採用に転換したわけですが、それに伴って今回の165系は下回りを中心に少し改良されました。
それ以外は多少のパーツ追加や先頭部光り物砲弾型LEDからチップLEDへの変更などがあったものの、大部分の構造はちょっとした改良以外は大部分リピートという構成になっています。
欧州の模型は20年も経つと結構大幅な構造変更などがあるのですが、まあハグみたいに全く変わらないメーカーもありますが、それを考えると日本の鉄道模型は意外に進歩がノロいかもしれません。Nゲージは販売数量もまとまっているので、結構頻繁にモデルチェンジがされている気がしますが、16番はほとんど改良が加わらない場合ばかりで、色替えバージョン違いなどの再発売が大部分?
でも、この165系は色々別付のオプション部品の相性の悪さはあるものの、取り回しなどを含めた総合的な出来は良いかと思います。手を加えることが無ければ、かなり扱いやすいのかもしれませんが、細かい部品を取り付けようとすると、それなりの腕前と工夫が必要なので、やはり使い手を選ぶ製品かもしれません。
先頭台車は雪カキを付けたいですね~。
165系のモハ164は、低屋根車の両数が結構多いので、ご家庭に1両はあっても良いでしょう。
サロ165は後年窓の改造などのバリエーションが増えましたので、80年代を再現されたい方は結構な改造が必要になって大変です。
サハシもオリジナルの車両と153系からの改造もあるなど、それなりに凝ると大変な車両ですが、70年代の現役時代を再現するのであればそのままで良い楽な手入れに走ってしまいます。
まあ、今回の整備は製品のままの状態ではなく、DCC化や屋根の整備など、模型としての見栄えの良さに主眼を置いた簡単な整備になりましたが、何せ両数が多いのが大変でした。
まだまだ「アルプス」や「こまがね」としてのサボ類を装着する手入れが残っていますので、それはじっくりと行いましょう。
・・・おしまい。