穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

Roco 70528 DB-Netz 182 536-3 Ep.6 その2

一段階ごとに

 先週、浜町のお姉さまのお店でDCCの普及が今ひとつという歓談に花を咲かせたわけですが、何のことは無い、最近の鉄道模型業界、特にNゲージでは、「製品の発売素のまま」の状態が最も買取価格が高いという状況のようで、早く言えば目利きが居ないという、腕の良さを評価することが出来なく、とりあえず購入した状態のまま手つかずであった方が、リスクが最も少ないという、後ろ向きな商売人の知恵?怠慢?に引っ張られて価格が決められている感があります。

 量販流通が強くなり過ぎた弊害でしょうかねえ。ディスカウントストアの濫発で日本の健全な市場が崩壊したのと同じような流れですね~。

 そんなことなので、車両の改造が必須な日本型でDCCにチャレンジしようなんて言う人口が少ないのは当然で、購入した模型を走り倒すという、本来あるべき姿で模型を楽しむ割合が少ないことも示しているでしょう。

 発売されたらとりあえず買っとく、その結果箪笥の肥しになっているという模型が多いのも、それかもしれません。

 実に嘆かわしい状況ですが、でも現実は直視しなければなりません。

 ということで、不健康な穂のでんも現実を見て、テクテク歩いているわけですが・・・

 テクテク歩くと腹も減るわけで、暑い日には喉も乾くわけで・・・

 現実を見ると、誘惑が多すぎるわけで・・・

 直視すればするほど、誘惑が多くなってしまいます。

 そして、食べ終わった後に腹を抱えて現実を更に直視し、、、、

 新たな思いでテクテク歩き始め、更に新たな麺を戴くことになるわけです。

 ということで、DCCについても、音源が増えると載せたい車両が増えるわけですが、デコーダの価格は結構するので、おいそれと増やすわけにはいきません。

 自ずと、音に特徴があったりして、運転会で目立つ「音」を持っている車両に、サウンドデコーダーが優先的に割り当てられるということになるわけです。

 ドレミファインバータは京急から消えてしまいましたが、その存在は結構関東では知れ渡っているので、タウラスを走らせると喜ばれます。

 ということで、サウンドデコーダを装着するわけですが、本製品ははんだ付けを必要としない、ポン付け構造ですので、一工程ごとにご紹介することにします。

 先ずは車体と下回りを分離しますが、これは子供でも出来る簡単な作業です。車体をカパッと広げると、ストンと下回りが落ちます。

 ただ、この作業で力を入れて車体を壊してしまうようでしたら、鉄道模型を扱うのは今後止めた方が良いかもしれません。この程度のもののプラの強度感を、手先で感じて加減することが基礎能力に無いと、高価な模型を今後もいくつも壊してしまうかもしれませんので、安価なプラモデル等で感覚を養ってから扱った方が良いと思います。

 というようなアラートも言っておかないと、最近は模型を色々いじりまわすことが出来ないような時代になってきています。 ふ~。。。

 さて、穂のでんでは1端ダミー化とカプラー交換をする、またオプションパーツを取り付けしますので、作業の過程で支障になる部分も含め、不用品を外します。

 さて、アナログモデルではデコーダのソケットに短絡用基板が取付されています。これには前尾灯の方向点灯のためのダイオードなどが搭載されています。

 指でつまんて、真っ直ぐに引っ張ると抜けます。こじって外すとピンが曲がってしまいますので、もし将来中古で手放す予定がある場合は、丁寧に外しましょう。穂のでんでは捨てても良いのですが、何故かすべて保管してあります。

 そして、スピーカを装着するプラパーツを外すため、車輪からの配線と2端側の前尾灯LED基盤への配線をクランプしている部分を配線1本ずつ丁寧に外します。いっぺんに引っ張ったりすると断線するので、丁寧に外すのが重要。

 そして、基板を固定しているねじ4本を緩めて、基板を浮かせ、プラパーツを取り出します。

 

・・・そのうち続く。