手入れ前のオリジナル
出来が良い製品ですので、折角ですから製品の素のママの状態も記録しておきましょう。
中央東線時代ですので、正面の前部標識灯は250Wサイズの白熱灯。シールドビーム化される前の状態です。
この当時は中央線快速も101系が大活躍していた時代ですから、全く違和感がない標準的なスタイルです。
電車道からは同じようなスタイルのED71が発売されていますが、穂のでんには全く縁が無い機関車でしたので、やはり見覚えのあるED61の方が穂のでんには相応しいマシンになります。
それにしても、スカート周りにはBP以外にもMRのホースまで設けられていることから、何でも牽引できる仕様になっているのが万能さを示しています。
といっても山岳路線の中央線では重連で使われることも多く、その実績が今のEH200に受け継がれているといっても良いかと思います。
床下がスカスカなのは、それだけ単純な電気機器で構成が出来る直流抵抗制御ならではのメリットでしょうか。本機は回生ブレーキまで付いていますので、日本の新型直流機創世記の名作であったことは確かでしょう。
・・・そのうち続く。