穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

PLUMの209系キットを作り始める その28

パンタ周り苦戦

 

 プラムの209系も完成に近づいてきていますが、それなりに細かい作業もあります。

 試作品で、結構魅力的な造りを見せていたパンタ周りの作り込みですが、別付部品は少ないものの意外に面倒です。

 先ずは、パーツ取付前にモールドされている部品類の色差しをします。

 パンタ取付台、菅座クリート、カギ外し装置、パンタ作用空気管類になります。先に薄灰色に色差しをしてから・・・・

 作用管のうち絶縁管接手オオイよりもパンタ側はホースですので黒にします。また多素子ヒューズ箱のベース部分は、ガイシを白に塗ってから差し込みをしました。端部は黒く塗っています。

 ヒューズ箱のカバーを取り付け、別付の配管を取り付けますが、この配管がクセモノ。穴にはめ込むのが難儀します。枕木方向の乗り越し配管は菅ササエが長いので折らないように根元を爪でじわっと抑えながら押し込めることが出来るので、まだ作業性は良いのです。しかし1本物の配管は穴に挿入する脚が短いので接着剤と併用しながらの作業をしないこけてしまい、うまくはまり込みません。1本は折ってしまいました。これは改善してほしいですね。

 そしてカギ外しの絶縁ガイシは白、各配管の管端ブシュは熱収縮チューブを被せたことの再現のため黒に色差ししています。配線は省略されてますので、そのまま放置。

 イモンパンタとアレスタを取り付けて作業完了となります。トミックスパンタの使用は止めました。ガイシが4か所とも上下2段での取り付けタイプですので、トミックスパンタでの再現は難しいと理由。

 その代わり、アレスタを別付としなければなりませんので、ちょいと工夫しています。本当は、ひし形パンタ交換用のシングルアームパンタはベースの4か所の取り付けの位置をもう少し中央側へするため、新車向けのパンタとは異なるあんよの位置がずれた仕様のものですが、模型製品の16番用パンタグラフではその仕様の製品が発売されていないので、妥協です。

 アレスタはキットの取付差し込み部を撤去し、別途∮1.2の丸棒を植込みして、屋根に穴を開けて浮かして取り付けしました。それなりに雰囲気が出来たので良いかな?という感じです。接地配線は、完全に無視です。

 さて、屋上電線管のVE管は汚れていると真っ黒なのですが、穂のでんでの手入れ指針から整備された状態を原則としているため、今回屋根板の塗装はパンタ周りは若干スモーク仕上げとしましたがそれ以外の部品は綺麗にするために、VE管本来の色である灰色仕上げとしました。

 JR東の首都圏電車の場合は、瀝青色つまり青みがかかった黒い樹脂電線管であるHI管を採用しだしたのは耐寒仕様が必要となるE231系以降のようですので、209系の場合は灰色で仕上げるのが正解です。汚れた場合の表現では真っ黒でも全く問題ありませんが・・・。

 ということで、まだまだ細かい部分の作業が続きます・・・

 

・・・そのうち続く。