穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

ESU 31013 DBAG 218 196-4 Ep.6 その1

久々にドイツ機を

 暫く日本の車両をいじる記事が続きましたので、欧州モデルに戻ります。

 今回は西ドイツで最もポピュラーだったディーゼルです。

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 V160シリーズは、今でも活躍を続けるマシンですが、幹線の電化が進み大規模に働く場所が随分と減って来ました。

 昨今ではミュンヘンからケンプテンを経てリンダウに至る150kmのアルゴイ線でICを牽引する活躍が最後の砦みたいなものでしたが、このコロナ禍の中で電化工事が完了し、昨年末から電車の運用が開始されたようで、ICはSBBのETR610がチューリッヒまでの直通運転を開始したようです。

 ということで、急速に影が薄くなってきている同機ですが、穂のでんでは結構色々な種類のV160ファミリーが今後も活躍していくでしょう。

 さて、ESUでは、これらV160ファミリーは重要な製品。それまでDCC専業メーカであった同社が鉄道模型の車両製品を展開し始めた最初のものが、この一族の215形からだったからです。

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 穂のでんでも、半分興味本位で当時早々に入線しています。

 この製品が発売された時は、驚きを以って市場に迎えられました。製品の造りや出来もさることながら、DCCメーカーが作った車両ということで、ギミックやサウンドなど、それまでの製品とは一線を画す出来栄えで、称賛の嵐だったのがこの間の出来事のようです。既に10年も前のことになりました。

 その後、何回かV160ファミリーのバージョン違いが発売され、昨年は遂に最もメジャーなグループである218形が製品となりました。

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 穂のでんには、現在の仕様のものが入線してきました。

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 今や218形は各社がそれまでの製品をリファインした細密製品が沢山勢ぞろいしてしまっていますので、ESUの製品の価値を見出すのが難しい状況になってきていますが、それでもやはり他社製品との違いは色々あります。

 

・・・次回へ続く。