穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

A.C.M.E. CD 150 222-8 その1

すこし気取ったカタチ

 シュコダの70年代以降のマシンは、コルゲート外板を使った直線的なデザインとなっている車体が多いのですが、このマシンは優等列車用として造られたためか、すこし流線型要素を取り入れた先頭形状になっています。

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 優等列車用ということで、製造された両数は30両にも満たない小世帯ですが、そでれも380形が登場するまでは本機が花形だったためか、製品化に恵まれました。

 さて、随分前から製品化の予告がされていたのですが、漸く発売に漕ぎ着けた感じでして、毎度の現地模型店に予約している151形はまだ発売に至っていないようです。

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 車体中央部の構造は、普段のシュコダマシンそのものですが、先頭部のみ少し工作を凝って5平板での構成、さらに隅はしっかりR30程度で平面を繋げて、溶接G仕上げで仕立てた感じです。溶接工が活躍する必要がありますので、それだけお金と手間がかかりますが、優等列車用ということであれば当時の社会主義経済でも多少は許されたのでしょうかねえ。
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 ということで、このマシンは1978年の登場。ドイツでいえば111形と同時期になります。この時代ですので、抵抗制御+カルダン駆動の組み合わせ。下回りはすっきりしています。

 この車体形状は、DC3000V仕様のみ揃えられているようでして、複電圧仕様や交流仕様は存在しないようです。

 

・・・次回へ続く。