実機はどうよ?
シュコダ製の162形は、ドイツでいえば143形や112形と同時期のマシンになります。
このマシンの特徴は201系と似たサイリスタチョッパ制御が採用されているため、力行時や回生ブレーキ時に、ぶ~んという唸り音を発しながら走行します。
また、シュコダ特製のカルダン駆動で、少々直角カルダンっぽい音が出ますので、相鉄電車のような感じでもあります。なかなか趣のある走りっぷりのようです。
ということで、武骨な外観ながら装備品は結構レベルが高く、更にこのマシンは輪重調整装置まで取り付けられているということで、日本にもなかなか無いような高機能マシンです。
また、室内には冷蔵庫やキッチンも設けられており、乗務員の長距離乗務にも対応しているという、実に日本らしくない装備があります。確かに、運転室展望ビデオでは、運転しながらコーヒーを入れるなんて光景もありますので、平成の初めごろの新幹線と同じような感じですね。
ただ、登場後30年経ちますので、最近はCD所属機のリニューアル工事が盛んに行われています。RegioJet社所有のマシンは手を付けていないようですので、このマシンもそこがしっかり再現されており、前照灯は電球色のままの点灯色になっています。
CD所属機は、LED化が完了しているので、白く点灯します。
・・・そのうち続く。