量産に至らず
連接キハの先頭形状によく似た制御客車です。
ハルバーシュタット客車の車体更新車として登場したPUMA客車です。面影はGP200台車にしか残っておらず、大部分は新造されたパーツにて構成されています。
老朽化したシルバーリンゲ客車の更新もひと段落したのちの1997年に登場しましたが、直後にEMU化の方針が決まったので、わずかな両数が落成したのみで、終わってしまいました。
晩年はヴュルツブルクを根城にして、シルバーリンゲ更新車と混結されて用いられていましたが、同地区の客車列車も2年ほど前にTwindexx VarioによりEMU化された際に全廃と相成りました。
さて、両数が少ないのでモデルの発売も期待できないのが本来なのですが、幸運にも実車登場と共に当時新車を製品化して販売の落ち込みを挽回しようとしていたフライッシュマンが飛びつきまして、発売されました。
でも、増備が無くなってしまったせいか、発売も1回?のみで終わってしまい、モデルも量産という訳にはいかなくなってしまいました。
ということで、こちらも今となっては幻のモデルです。
・・・次回へ続く。