生産は途絶え
新発売された頃は、オーストリアマシンとして久々の新型機ということもあって、売れ行きが上々だったようであり、番号違いの同一製番で何回も再発売がされました。
結局、この製番43820で4種類の車番の製品が生まれたようです。その後カーゴロゴやCAT塗装の製品が発売され、さらに一時期4パンタ化された007号機の製品も発売されましたが、その後実機の活躍が無くなるとともに製品化も途絶え、2006,2016と2回少量発売されただけという、実機を地で行く模型の状況になっています。
最新の2016年製品は、現在のÖBBロゴがプリントされた発売当時の姿で久々に製品化されていましたが、内部は旧来の8Pソケット電球のままという状態で、ロゴ以外は完全リピートでリニューアルは無いようです。
現在では塗装は同じまま運送会社に売却されたので、ロゴが更に変わりました。
台車構造はコイルバネを多用した古臭いスタイルですので、最近のマシンよりはメンテナンスの手間がかかるでしょう。その点ではシステム的には当時の新鋭でしたが、構造的には旧来のままということで、早々に淘汰の対象になることについては道理であるかもしれません。
ということで、インバータマシンでありながら、早々に表舞台から消え去った2題の紹介はこれでおしまいとなります。
・・・おしまい。