入換機ではなく
日本でいうところのEB10的なマシンですが、立派な交流マシンです。
EB10は、王子の入替専門マシンで、当初はAB10というバテロコだったのですが、パンタを付けて普通の電機に化けました。このマシンは当初から電機ですが、立派な旅客機として活躍しました。
ミュンヘンから南へ1時間ほど、インスブルックに抜ける有名なミッテンヴァルトバーンの道中にあるムルナウという町から分岐して、オーバーアマーガウまで向かう高原路線で、シルバーリンゲの客車1~2台を連結したローカル運用に就いていました。
終点のオーバーアマーガウは、行き止まりに瀟洒な駅舎があり、それを背景にした本機の停車中の写真が有名です。
10年ほど前に、その駅舎も取り壊されてしまい、ホームのみのローカルな駅になってしまいました。
高原路線でしたので、小海線と同様にスピードは必要とされず、風景を楽しむのが主たる目的? 本機にはうってつけの路線でした。
さて、本機はチビですが、どの程度の大きさなのでしょう?
ということで、ED14に登場してもらいましょう。製造時期としてはED14の方が多少兄貴分となります。
ED14は日本の模型ですので1/80:16番ですが、E69は1/87:HOです。ということで、E69はオチビと言いながら、スケール的に大きいはずのED14が意外に背が低い状態ですので、思ったほどオチビではなさそうです。
穂のでんでも、客車数両を牽いて今後も活躍することでしょう。
・・・おしまい。