多機能な貨車
黄色い車運車。
最初に見た時は、黄色ということでチキータまがいのバナナ専用運搬車と勝手に思い込んでいましたが、バイエルンの人々がそんなにバナナ好きということもピンとこないので、色々と無い知識を絞って調べたところ車運車とわかった次第。
そういえば、メルクリンなど古くから単車連接貨車のオープン式車運車を、頻繁に発売していなた~と思い、それを防護カバー付きにすればコレか!と合点が行きます。この貨車も結構な両数を繋げて運用されていますが、乗用車の積載は、当然自力ということになります。そのため、車端に位置する貨車は2層構造の上段に積載することを考慮し、スロープに化けるようになっています。当然編成を貫通して走行できるようになっています。
2両の連接貨車ですので、片側の車両にのみ手ブレーキが装備されていて、赤いハンドルが側面に取り付けられています。
さて、この貨車はドイツのゲルリッツのちょいと北にある街ニースキーというところのメーカーであるWBN Waggonbau Nieskyというメーカーの製造だそうです。この貨車はそのメーカーの代表作みたいな感じですが、このALTMANN所属の個体は少々古めのHccrrs328という形式のようでして、現行モデルは330のようです。貨車ともなると、かつての日本でもそうであったように、雑多な形式が存在しますので、極東の日本では、なかなか判らない分野でもあります。
・・・次回へ続く。