戦前から戦後の汎用機第1弾
E44は、長らくドイツ国内の電化各線で、チョコチョコと走っていました。
その後継機種であるE40形が、現在最末期の状況でありますが、似たような使われ方をしているのと同様、旅客運用と貨物運用両方に使える、ミドルなクラスの代表格だったということです。
そして、このブラバモデルは145形というナンバリングが示すように、基本形の144形に発電ブレーキを付加した仕様のマシン。これも現在の139形が140形に発電ブレーキを付加したのと同じ関係で、直系の関係であることがよ~く分かります。
また軸受にベアリングが採用されていますが、これも当時の最新鋭技術。日本でも高級仕様の電車には、SKWの輸入品が使用されたりしました。
この1端寄りのデッキ上に冷却管が取り付けられていますが、この形状も長らくドイツマシンの定型になったものです。
屋根上も、パンタ間を結ぶ特高バーと、室内に引き込むまでの経路の回路構成方法も、戦後まで続く定型になりました。
・・・次回へ続く。