台車に凝る
L.S.は見栄えと機能の両立に努力しています。
MCドア用のステップですが、他メーカーと同様台車枠に取り付けてあるのですが、あたかも車体側にパーツが付いているような感じです。
ピコは、その辺りは割り切って車体と十分な隙間を確保した縁切りをした構造で、へろへろ線路でも問題なく通過できるようにしてあります。
でも、台車枠に取り付けてありますというのが丸わかりの状況。
L.S.が、台車取り付けでも車体取付のような微小な隙間で成立させている機構は・・・
これです。車輪をホールドさせたギアボックスと、台車枠のパーツは分離させていまして、台車のピッチングに自由度を持たせてあるわけです。ですので台車枠の軸中心と車輪の軸中心は一致しない状況で走行の自由度が確保してあります。
つまり、台車枠は純粋なヨーイングしかしない自由度になっているため、車体との隙間を極力詰めても走行に支障がない状況になっているわけです。
・・・次回へ続く。