先ずは最新作津軽風から
自由形EBで最も普及していたのはEB58ではなくEB10ではないか?と思うくらい色々なバリエーションに富んだマシンです。Oゲージ時代からあった自由形だそうですが、そのバリエーションの程は誰も把握できていないかもしれませんが、とりあえずの体系的に仕上げられたものが、Bトレのおとぎ話になっている感で、当たらずとも遠からずらしいそうです。
さて、この塗装のベースになったマシンは、、、
こちらのマシン。上半分は灰色9号のような色で、下半分は西武ラズベリー色のような色の組み合わせ。
そして流用した車体のマシンは、、、
この黒車体に裾黄帯の、カツミEB10では最も一般的な塗色。一見すると状態が良いようでしたが、塗装を剥がすとメッキの状況は惨憺たるものでした。
そして、今回の手入れで、こちらに化けました。
一応、オリジナルの赤系ツートンマシンに敬意を払うつもりで、西武や西鉄をはじめ民鉄に広く普及していた薄いクリームと濃い目の赤/オレンジ系の塗り分けに仕立てたわけですが、手持ちの塗料で塗ったら結果として津軽風になった、というのがオチです。
さて、動力系の改良は、これまで紹介していた通りで、本機はDCC改造まで進展しました。従ってライトの切替機構は完全撤去してしまいましたので、ウォームギヤが無い側の軸は、スッカラカンの状態です。
カプラーは古いベーカー式から、ケーディーの#156へ交換しました。#58だと短すぎて重連するとSカーブが曲がれなさそうな対策です。
パンタグラフの選択は、先に紹介した通りです。パンタ台はエンドウの電車低屋根用(115系や165系に使用されているものか)です。電機の場合は、どちらかというとエコーの受台を使った方が良さそうですが、あえて電車用を使うことで、EBらしさを強調しています。
・・・次回へ続く。