穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

お風呂上り

素性が露わになる

 文化の日の振り替え休日。良い天気となり、久々に布団干し日和になりました。

 ということで、お風呂ドボンのEB10が2両、風呂上がりになりました。剥離剤まみれの状態を金ブラシで簡単に磨くと、金属地肌がすぐに現れました。

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 ということで、細かい部分は古歯ブラシで剥離剤を除去し、サンポール洗いと水洗いをして、日当たりの良いベランダで乾燥です。ブリキの車体は、メッキ部分が結構剥がれてしまってます。床板はどちらも真鍮板を使用していました。そして、左側の車体については、側面のルーバーが真鍮のスジ目板の別貼方式になっています。これは最末期の製品ということでしょうか。

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 右側の車体は、分解前はこのような状態。軸箱が旧型特有の板バネ方式です。

 そして、ルーバー別パーツの左側の車体は、、、

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 ルーバーが別パーツとは気付きませんでしたが、確かに若干掘り込みが深そうな雰囲気です。大きな差は感じられませんでしたが・・・。でも軸箱がウイングばね方式となっているのが大きな差として目立っていました。前後の梁横に、嵌め合いの凹みがあるのも特徴でした。それが、塗装を剥がすと目立つことに・・・。

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 はい。右側の旧製品はブリキ製に、ドロップ製の板バネ軸箱の取付、カプラー台は小さいものを別パーツとして取り付けとなっています。それと比較し、左側の末期製品は全体が真鍮板で構成されています。カプラー台の付近も構造が変更され、シンプルになっています。梁横の嵌め合い穴は、この板のはめ込み用だったようです。ウイングばね方式の軸箱は、相変わらずのドロップ製のようです。

 真鍮製は随分と綺麗ですが、ブリキ製は流石に錆らしきものが浮いています。

 ということで、磨き作業をしました・・・。

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 真鍮製も磨いてしまいましたが、ピカピカです。ブリキ製は磨き上げて鉄の地肌になってしまった感がありますが、綺麗に光りました。水分が付けば錆びてしまうのでしょうが、机の上で作業する分には暫く大丈夫でしょう。

 ということで、今回の入浴作業はひとまず成功。

 

 さて、車体載せ換えの、昨日いきなり登場のマシン。

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 比較的良好な状態そうなマシンが、とある模型屋の中古棚に飾ってあり、下手な最近のNゲージ新品機関車よりも安価だったので、入線してきました。

 動力ユニットは、車体に関わらず同一品(製造ロッドによる違いはあるが)ですので、使いまわしが可能です。ということで入浴中のEB10の動力ユニットは、一足先にこちらの車体を被ることになりました。

 

・・・そのうち続く。