また大型製品
今年のPIKOは大型製品だらけで、先月末にはICE4が発売されていて、そろそろ日本にも入荷してきているようです。
それとは別に、暫く前に発売された、かつての優等列車用のカマである120形の試作機も発売されていますが、それも今まで模型化されたことのない005号機です。E41の時と同様、ひと捻りあるマシンから先行販売するのはPIKOらしいとことです。
このマシンが、他の試作4両と大きく外観上異なるのは、その車体形状にあります。と言っても本機単機で見ると、その違いは判りづらいものです。外観上の違いは前面の折れ線の高さが若干低く鼻ヅラが長い点と、オデコの面がR仕上げになっているところです。
この違いは、並べないと判らないのですが、この005号機の車体は、2代目のものになります。走行抵抗の比較をするために、初代の車体は更に丸みを帯びた前面形状であり、約半年程度走行試験をしたのちに、この車体に載せ換えられているとのこと。
それでも2代目の車体が他の4両と微妙に違うのは、更に走行抵抗を深く追求したかったのかどうか、というところですが、結局量産機はこの形状にはなっていないのが結果となっています。
といっても、ぱっと見判らないんですけどね。
最大の見分けポイントは、塗り分け線が一直線ではなく、前面に向かって若干下がっている、というところです。
・・・次回へ続く。