復元塗装
こちらのマシンも、一時期ぶどう色に化けるという変な時期がありましたが、本来の色に戻っています。
車体の洗浄が暫くされていないのか、使用感がある状態での展示になりました。新車の頃からお馴染みでしたので、流石に寄る年波を感じるようになってきていますが、マダマダ活躍できそうです。
側面の配置は一般形とは大きく異なりますが、顔つきは仲間であることが窺えます。
登場時は、今まで国鉄電機はシンメトリーに側面が構成されていた定石を覆す大胆な構成になってビックリしたものです。
そして、やたらと増えたジャンパ連結器により、旅貨兼用であることが更に強調された感がありました。
やたらと重装備になっているのは、国鉄末期の典型的な性質。
といっても、国鉄電機の基本構成はキッチリと受け継がれていて、先輩のEF81と並んでも違和感はありません。
分割民営化後には夜行寝台列車を牽引することにもなり、大いに活躍したマシンとなりました。