穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

TOMYTEC 鉄道コレクション 京阪電車1900系冷房改造後5両セット

素組で満足す

 今日はどんよりとした曇り空で、漸く涼しくなりました。ということで秋の夜長ならぬ昼の工作が進みます。

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 いわゆる新京阪顔。昔は車掌台側が2段窓、運転台側がHゴム窓で、吊り下げばね付きの貫通ホロが装備された状態が京阪顔でしたが、90年代から始まった各系列の更新工事で、ホロが無くなり貫通扉が外板面一となり、両側の窓が金属押さえの同じ大きさとなったことで、随分とノッペリしたものが新京阪顔ということで、少々古臭い1900系も、整形されました。1810出身の先頭車も、この顔に成型されたことから、1900系は車体の形態は多様であるけれども、お顔が同じという、実に面白い系列に化けました。

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 しかも、冷房装置まで取り付けられてしまい、車体を長く使い続ける京阪らしい伝統をまとった代表例となりました。

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 そして、今回は製品発売の構成のまま、Nゲージ化しました。パンタグラフや動力は、指定のものを使用。残念ながら動力台車用台車枠が付属がありませんので、M化する車両の台車枠を切り取って、接着剤で貼付けという作業が必要です。その他、TNカプラー化しました。

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 特徴ある前面は、雰囲気が良く出来ています。前照灯、尾灯、標識灯、表示器ともにガラスと同じ透明モールドで構成されていますので、LEDを内蔵させることにより点灯化が比較的容易な構成になっています。

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 残念ながらクーラーは車体と一体成型品となってしまっており、更にファンやルーバーの表現が中途半端なので、色差しで誤魔化すのが結構面倒な手入れとなります。

 仕方なしに、屋根板をグレーで吹いてから、ランボードとクーラーを除きマスキングテープで丁寧に隠してから、薄い灰色を吹きました。避雷器や配管は、その後に面相筆で色差しとなります。

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 さて、三条寄り先頭車は1917としました。当初から3扉っぽい窓配置に落ち着いています。

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 ユニットを組む相手は、旧1810系からの編入車1998号車で、ウインドシルが残っています。MCドアを埋めて増設された窓部分はシルが省略されています。編入車は戸袋窓はアルミサッシ枠になっているようです。

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 中間のサハは1953号車。こちらも編入組のようです。

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 もう一方のユニットの制御装置車は編入組の1994号車。

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 そして、淀屋橋寄りの先頭は1918号車。

 ということで、少々屋根周りの手入れが面倒だった1900が仕上がりました。