穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

トラムウェイのEF58 その2

ひとまずターゲットマシン選定

 サウンドデコーダの搭載が、とりあえずの暗礁になってしまったので、次に再現するマシンを選定することにしました。

 青大将ということは、比較的原型に近い状態の時代ということになります。今回のモデルは前面小窓原型、モニタールーフ窓は非Hゴム、パンタグラフはPS15という仕様が発売前の予告でして、その通りとなりました。

 原型小窓でモニタ窓非Hゴムというのが、結構ポイントになりますので、対象機種は86、89、90、95、99の5台に限定されます。

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 そして決定的なのは、この側受のカタチ。逆台形ですので日立機が対象外となります。すると86、95、99に絞られます。

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 製品には、このナンバーが付属しているのですが、どちらとも対象外。つまりナンバープレートはサードパーティー製のものを手配してこなければならないわけです。更に製造銘板は川崎車輌のもの。すると東洋/汽車の86号機も除外となってしまいます。何でHゴム窓の100番を入れてしまったのか、少々頭を傾げます。

 結局残るは95,99号機の2両に絞られるわけでありまして、川崎銘板は製品の付属品が使用できます。この模様の銘板は、サードパーティー製のものが今は無いようですので、貴重です。東洋/汽車は売っているようです。

 川崎製は抵抗器室用のモニタ屋根が前後で同じ大きさという、他社製とは異なる仕様になっていますが、今回のトラムウェイの製品は、どの塗装機とも付属パーツに川崎製への対応として、この抵抗器室用モニタ屋根が付属していますので、その点は安心して対応できます。

 で、銘板部品の調達は何とかなるという前提では86,95,99号機となるのですが、PS15を使用しているという点では、青大将塗色時代は95号機のみPS14搭載でしたので、除外されてしまいます。その結果、発売製品の状態で特に大きな手を加えることなく再現できるのは、実は86か99号機しかない、という結果になりました。あとはナンバープレートを調達し、製造銘板をどうするか、でどちらかにすればよいわけです。

 ところで、大宮に残っていた再現93号機はどうだ!という話になりますが、それはドア脇ステップの掘り込み改造後のスタイルなので、違いますねえ、ということになってしまいます。

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 EF58のモデルでは、この辺りをきちんと調べて手入れをしないと、色々と突っ込まれる虞があるので、なかなか手出ししにくいところがあります。はっきり言って穂のでん的にはどうでも良いことなんですが、いちいち説明を受けたりウンチクを聞いたりするのが面倒なので、予防措置です。

 で、何で穂のでんでは・・・

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 わざわざPS14に換えて95号機にしたかというと、単にひねくれだから、ということもありますが、手持ちの使う当てがなかった古いPS14を使うことで、高いINONのPS15を購入する費用をケチりたかった、というだけの話です。

 さて、下回りのプラ感軽減の毎度の塗装ですが・・・

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 比較的簡単にバラせました。

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 塗装するので、このべったりとくっついてしまっているグリースは、拭き取ります。

 製品は黒色モールドでしたが、当時の塗色は緑3号ということだったので

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 タミヤのスプレー缶から、似た色を選択して、吹き付けしました。

 

・・・次回へ続く。