穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

PS22Bを、いかがいたしましょう

コスパの迷い

 さて、迷い込んできたKATOのEF65、パンタグラフはピカピカのめっき仕上げになっているPS22Bが付けられています。

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 このパンタも、実物の起源は古い品物ですが、平成時代の製造のものや更新修繕などで、タスキや枠などはSUS部材になっているものもあるはずなのです。しかし基本灰色塗装のものが実機に搭載されています。御召仕様にオシャレしていても、シルバー塗装仕上げなので、この模型のようにテカテカに光るものは、無いと思っても良いかもしれませんが、実際のところまでは追及していません。

 さて、新鶴見のマシンを仕立てるためには灰色塗装にしなければなりませんが、はたまた、パンタ交換をするのが良いか、この製品を塗り直した方が良いのか悩ましいものがあります。

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 左が、イモン製の高級手作りパンタ。1個定価3200円(税抜き)。右がKATOのA'ssyパーツで、2個入り2500円(税抜き)なので、1個1250円。コスト的には倍以上の違いがあるのですが、KATO製でもタスキよりも上部は金属のエッチング抜き仕上げのため、扱う際の強度的な面では、プラ製パンタよりも安心感が全然違います。

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 逆に言うと、イモン製パンタは、値段が高いが故に、扱う際にホーンを曲げてしまわないか、という逆の心配事があります。各パーツとも、イモン製の方が少しずつスリムに出来ていますので、全体的に繊細感(実機感)が良いのですが、扱う上では、やはりKATOの方が安心感(ある程度の割り切り)があります。

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 一度、KATO製のパンタを灰色に塗ってみて、プロポーションの比較をしてみた方が良いかもしれません。多分繊細感は少々劣るかもしれません。

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 でも、パンタグラフは運転会では、ある程度の消耗品とみなしておいた方が良いので、そういう割り切りで決めてしまうのも手でしょう。

 実に悩ましい問題です。