まずは分解す
現状を把握するために、まずは分解をして構造物の位置関係を把握します。
車体を外すと、単純すぎるプリント基板を装備した動力ユニットが出現します。3mm砲弾型LEDの装備で、まるで20世紀の鉄道模型電装です。この基板に取り付いているLEDはオデコ用で、お腹用のLEDは車体側に装備のようです。
その車体側に通電させるための接点が2か所。基板を見るとオデコ用とシリース接続のようです。LEDは固定と光を絞るために熱収縮チューブで大部分が包んであります。台車へ渡る配線(つまり受電用配線ですねえ)とお腹灯に渡る配線は、スライドして着脱可能になっています。ここはメンテナンスを考慮といったところでしょう。
ということで、スライドして外してしまいます。
モーターをホールドしている両側のプラ上部にあるツメで、基板が固定されていますので、そこから外してしまうとこんな感じ。モーターへの給電は接点となっています。
モーターはキャノンのCN22と思しきもので、両側にフライホイール付き、随分と長いユニバーサルジョイントが使われています。これだけ見ると、結構な急曲線も曲がれそう。
車体側のLEDは、このような基板で実装されているようです。単にプリント基板にLEDが実装されているだけのよう。この程度であれば、車体側に実装する意味が解りません。動力ユニット側に装備しても十分な感じです。
それでは、車体と下回りとの位置関係を見てみましょう。動力ユニットと車体の隙間がほとんど無いので(手入れをし終わってから、配線すら通すスペースが無いこと判明)、車体の天井板やモニタルーフが付く場所の屋根板には穴を開ける必要があります。もちろんデコーダを搭載するためのものです。
今回はサウンド化しますので、スピーカを搭載する場所の確保も重要です。皆さんのようなボール盤が当工場にはありませんので、ウエイトに∮23のザグリ加工は残念ながら施工できません。よって、こんな感じに実装を検討しました。
秋葉原仕込みのスピーカです。PC用と思しきもののバルク品。なんと1個50円で取り付け用の両面テープ付き(スピーカの右下に見えるベロが、テープの台紙で、これを取ればそのまま接着できます。結構強固で接着剤などの併用は不要)。
このスピーカはすでに穂のでんでは実績品となっていて、ZIMOのシュガーキューブと同じくらいの音量があります。当然この状態では乾いた音になりますが、反響板や音響箱を装備すれば、結構なサウンドに化けます。このスピーカはオススメです。
で、今回はこれをパラにして2組装備することにしました。
・・・次回へ続く。