ホビーらしからぬホビー
色入れによって誤魔化すことはできますが、最初から結構細かいレタリングが表現されていますので、色入れを追加するところを選ばなければなりません。
今回は、床下は雪かき意外にまだ色入れをしていませんが、床下機器のパイプや台車装備品に必要な色入れをすれば、かなり高級感が増しそうです。
そのような意味合いでは、この製品は色入れが面倒なものは既にレタリングしてあるし、簡単に色入れ出来る部位は手抜きしてモールドのままになっているので、ホビーとして安価さを追求するにはちょうどよいバランスで製品になっているのでしょう。
ライト脇の手すりは、しっかりと線材で表現されていますが、その他の手すりは御覧の通りモールド仕上げ。バッファ座も一体成型品で、結構大雑把な仕上げになっていますが、そのラフさがあまり目立ちません。
砂箱の投入口も車体に成型されていますが、抜けていなくても雰囲気が出ています。台車を再塗装し、細かい色差しをすれば、更に良くなりそうです。
それにしても、このジグソーパズルの形状が細く繊細に表現されています。このような細かい塗装の芸が得意なのが欧州モデルの特徴でしょう。
ホビー特有の、この台車マウントのカプラがかなり出ているのが、スタイルを台無しにしてしまっています。スノープラウを外さないとカプラーポケットの加工が難しいので、今回は見送った方が良さそうです。
・・・次回へ続く。