穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

目蒲線 '89

今年度で終焉?

 東急電鉄では、今年度も新造車の増備を計画しているようで、その結果、この形式がすべて置き換わるとのこと。

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 この頃はまだ3000系が営業運転中で、こちらは乗務員の訓練運転のための試運転が盛んに行われていました。しかも大井町線に暫定投入された転用組のこの編成は、ワンハンドルマスコン化されていても、ブレーキはHSCのままという、少々特殊な組み合わせで、自動ブレーキ機能(非常のみ動作)が残されていました。その後HRD化されたのは、皆さんご存知の通り。

 50年も車体を使用したので、本来のSUS車の期待通りの働きが出来たわけですが、結果としては、どのような評価なんでしょう。同年代の鉄の車は関西地区では、まだまだ活躍していますし、逆に平成生まれのSUS車がドンドン解体されている現実もあります。

 車体の素材は、結局のところ何が良いのでしょう。ニッケルの枯渇問題もあるので、SUS車が絶対という時代でも無いようです。かといってアルミ車を長く使うにも手入れが必要ですし、SUS車やAL車でも塗装回帰という流行もありますし、結局のところ鉄でも良いじゃん、という気もします。

 まあ、防錆処理や、普段の清掃などの手入れ頻度によって、車両の寿命は大きく左右されてしまうのでしょう。