デハ3502
最末期の3500。幕式の行先表示装置が設置され、張り上げ屋根となって若干近代化されたものの、走り出したらツリカケの素性がバレてしまいます。
釣合梁式の台車が随分と出っ張って見えますが、それは標準軌にも使用できるよう長軸車輪としたため。まあ、本系列は大東急時代に京浜や京王に転出することも無かったので、ずっと狭軌のまま過ごすことになりました。
冷房装置が無いので、流石に夏季のラッシュは辛いものがありますが、別に冬季であれば今でもこの車両で十分ではないか、と思いを馳せてしまいます。走って止まれば、それで十分事足りますんで。