黄色いの
やる気無し夫電車を見てしまったせいか、新宿線の黄色いのが来てしまいました。
この4扉の2000系は、新宿線に登場したやる気の無し夫電車で地味な存在でした。当時は3扉の101系→301系→3000系と、西武と言えば3扉車が王道の時代。その中で70年代中盤に作られただけで、細々と活躍をしていたのですが、いつの間にか突如として増産され、更には101系の機器を用いた同形状の車体更新車まで登場してしまい、主役の座についてしまうという、大器晩成型の一大勢力であります。
それまで湘南顔ばかりの西武の中で、いきなり貫通型が出現したのは、地下に潜る意気込みでもあったのでしょうか。それにしても、このモデルの顔の造型はイマイチ雑です。色入れも中途半端な出来。ステンレス板のヒゲを美しく仕上げることに集中してしまった感があります。西武の黄色いのは、このステンレスヒゲが無いと、締まりがなくなってしまいます。
屋根に至っては車体との隙間も目立つし、グロベンの品質が最悪。交換しなければならないような状況です。クーラーもぱっと見は良く出来ていそうですが、側面の平面度がイマイチで、これも交換したほうが良いかもしれません。
どうでしょうか、この品質。結構気にする人が多そうですが、穂のでんではHOや16番を扱うことが多いので、細かいところは気にしない? 塗装はまあまあの出来です。
それなりに2000系の雰囲気は出ているので、良いのではないでしょうか。といっても西武マニアではないので、ほとんど西武電車の特徴を知らないだけ。
結構手入れをしなければならない部分がありそうで、どこをいじるか暫く考えることになりそうです。
・・・そのうち続く。