初期電機の特徴残す
CC台車ということは、E94の後継機種となります。ドイツではE50に相当しますが、こちらは1040形のデザインを引き継いでいます。また台車構造も板バネの枕ばね構造などをそのまま引き継いでいて、西ドイツ国鉄の台車の進化とは一線を画しています。
さて、この1110.5は、後天的な改造で発電ブレーキが搭載され、屋上に抵抗器が載せられています。西ドイツではE40が回生ブレーキを取り付けてE40.11となったのと似たような境遇ですが、西ドイツの場合は新造時より取り付けられているグループと、後に改造編入されたグループがあります。
さて、このマシンにおいては、車体の改修も再現されています。
何故かこちら側だけ、窓が変わっています。
さて、青山のお店では、サウンドマシンが店頭に展示されていて、このアナログマシンは倉庫から出してきてもらいました。
パンタグラフの調子が悪いんです、ということでしたが、収納が保持できないだけで、壊れているわけではありませんでした。その程度では穂のでんでは正常品の範疇。入線後、すぐに修正してきちんと折り畳み出来るようになりました。
さて、すでに本機は過去のものになっています。タウラスが大量に増備された結果、味のあるオーストリア国鉄のマシンは、その多くが引退になりました。
でも、穂のでんではカラフルなタウラスに交じって、これからも大活躍していきます。
・・・おしまい