斬新な装い
すっきりとした外観にツートンカラーの塗り分けの車体は、逆の意味で斬新であります。
いわば、房総地区にクモユニ74が登場した時の、スカ色感のようなものです。そうです、スカ色です。元をただせば戦前のラインゴルトの客車の塗り分けです。スカ色が真似たんでしょうかねえ。
さて、ピコのこの製品はホビー流用なので、車外設備品はモールド表現。ロコの初期101型の製品に似てます。でも単純な車体のフォルムなので、スッキリ感が強調されます。
下回りはホビーなので、牽引装置などは全く省略してあって、この辺りはフライシュマンやロコなどが機構を凝ったところとは正反対の思想。見えないところはトコトン省略によってコストダウンをしていきます。
従って、車輪の駆動装置構造も、全く印刷されず、ただの円盤。フチドリだけありますので、初期のホビーマシンよりはマシです。この製品は軸が金属化されています。ただギアが小さいので、Vectronから捻出された車輪は流用できませんでした。軸交換すれば転用可能なのですが、ほとんど目立たないので、交換の手間を考えると止めてしまいました。
・・・次回へ続く。