穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

今月のテツピクを見て

73系特集が・・・

 いまさら、こんな形式を特集にするなんて、一体何を考えているやらとも思ってしまうのですが、購買層が高くなっていて先細り状態であることの裏返しかもしれません。

 で、それはさておき、穂のでん坊やも今となっては、その高齢部類の購買層にくくられてしまいそうらしく、今回の特集を実に面白く読んでしまった訳であります。

 何が面白いのかって、使われている写真が珍しいものが多く、特に変形車の写真が多く掲載されていることが、実に面白い。意図してそのような写真を集めて掲載したというくらい、変な構成に見受けてしまうものばかり。

 それはそれで埋もれていく歴史を発掘しておくという意味で良いのだけれども、時代が経つと百鬼夜行が当然と受け止められてもイカンところもあり、普通のナナサンも沢山載せるということも必要なんですねえ。後日の続編を期待してみたいところです。

 それだけナナサンは両数が多く、バラエティに富んだ面白い大衆車だったわけです。

 で、地元南武線のナナサンは、年齢が合わずに写真を残しているわけでもなく、何とか末期の可部線を残せたくらい。ここも結構な変形車が残っていましたが、台車が特殊な車両が撮影できていました。

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 クモハ73383.DT15を履いた数少ない機種。なんとこの先頭部はマニアにより保管されていますので、現代でも先頭部のみの実物勇姿を見ることが可能なようです。

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 2泊2日で、当時のミニ周遊券を使って出向いた広島の地。1日目の早朝が1枚目の横川駅での勇姿、2日目の朝の海田市行き直通が2枚目の勇姿。当時は海田市まで乗り入れる運用は朝の1本しかなく、数少ない高速走行が楽しめるスジでした。

 と言っても、DT15の乗り心地は、DT13と大して変わりが無く、板バネの枕ばね特有のユサユサ感満載の走行を楽しめました。この折り返しでは、2両目に連結されているTR48のクハに乗って戻り、乗り心地の違いが楽しめました。

 楽しい時代でしたねえ・・・・。