穂のでん最古参
穂のでんの海外HO車両の入線は1979年。当時は各地のデパートには必ず16番の鉄道模型売り場があるという、意外にも16番が入手しやすい環境でありましたが、流石に海外モデルの入手は至難の業だったようです。ただ、メルクリンは大手デパートに専門の売り場が設けられていることがあり、逆に「高価であったが」入手できる環境だったようです。
そのような売り場は年々減っていき、当時のようなデパートの海外製鉄道模型売り場は、今や日本橋の高島屋にあるくらいでしょうか。いつも開店休業のような感じですが。
さて、その70年代に入線した一族に、なぜか当時の日本では珍しい形状のバイレベルのウェンデツーク用制御車が混じっていました。
フランス国鉄のVB2N系列です。リマの製品です。90年代までホビーシリーズとして生き残っていました。
リマは、なぜか近所のおもちゃ屋でも16番の新幹線や103系が販売されていたという、実に不可思議な存在のメーカーでありましたが、そのトイ感丸出しの海外型車両が穂のでんに居たのは、偶然の産物。
なぜかリマ製が多く、メルクリンやエレクトロロレンも混じっていました。その中でも、この客車はなぜか1両。一部破損していて、おまけで貰ったらしい。当時親父がスペインの出張に行った時に現地のデパートで調達してきたもの。
日本の模型と違って、プラ製ということもあり、プラレールの如くガンガンに走らせて遊んでいたものでした。
それにしても1両だけで、このまま過ごすのでしょうかねえ。