歴史は繰り返す
娘が、使っていたデジカメが「壊れたー」と言いながら持ってきた。
当時のペンタックスのWG-1。防水カメラとして発売当初に購入したものでした。2011年の発売。どちらかというと防水仕様が優先されていたので、鉄道関係の写真を撮るには少々使い勝手が悪く、早々に娘のマシンになっていた機種。
娘も最近はスマホで写真を撮る機会が多く、コンデジはこの夏稼働をしていなかったようですが、出してみたらこの状況。
ベトベトになったのを、一生懸命拭いたようですが、更に悪化。
彼女的にはお手上げになってしまって、「壊れた~」ということです。別に撮影などには支障ないので、単に加水分解したゴムグリップを整備すれば良いわけ。
以前、20世紀末に発売されたニコンの一眼レフでも、同じような症状になってしまったことがあったので、またか!!という感じに受け止めました。
一眼レフのようなカメラは、長い年月使うことを前提に作ってもらわねば困るのですが、最近のメーカーは、そういうことには無頓着なようです。電子機器が制御のメインになってしまったら、長寿命が期待できないと割り切っているのでしょうか。迷惑な話です。
コンデジなら、なおさらという感があります。このペンタックスも、すでにペンタックス自体が撤退してしまって、この後継機種は今やリコーのカメラになってしまっています。
で、加水分解の影響でベトベターに侵食されてしまっているわけですから、まずはベトベトに吸い寄せられたホコリ類をアルコールの除菌ペーパーで、簡単に拭き取りし、その後無水エタノールを使用して、丁寧に清掃。防水カメラなので、びしょびしょにアルコールで濡れることは気にせずに拭き取れば、、、、
きれいになりました。なんとなくラバーの部分は以前と異なる触感になりますが、それは加水分解が始まれば寿命みたいなものなので諦めるしかありません。
そうそう、アルコールは普通のドラッグストアの薬の棚にたくさんの種類が発売されています。通常の「消毒用」エタノールは、エタノールの濃度が70%程度のようで、「無水エタノール」ですと、99%以上のようです。普通に買えます。
で、この関係で、いつもこのブログ用に使用しているニコンのコンデジが娘用のマシンになってしまったので、このオレンジペンタックスが戻ってきてしまいました。
あまり模型の撮影には向いていないのですが、カメラが限られてくるという現実もあるので、一眼ではないカメラで撮り比べ&加工比べをしてみました。
先ずは、仕事用で使っている、カシオのEXILIM EX-ZR400。機動性、画質の良さ、バッテリの長持ちが特徴なので、仕事にはもってこいです。
この画質が少々気に入らず、ブログ用としてニコンのコンデジに替えたのですが・・。
そして、今度の舞い戻ってきたペンタックスマシンでは、
古いので、なんとなく寝ぼけた感じの画像を、加工にてクリアにするのも限界があります。やはり模型撮影には向かないので、こちらが仕事用に再復帰しそう。
それでは、ということで、普段カメラとしては使わない、入院時に大活躍したASUSタブレットのカメラでは・・・
こちらも、現モデルのように画質が大変良くなったタブレットではなく、5年も前のタブレットなので、とてもとても模型撮影には耐えられぬ画質で終わってしまいました。
それでは、と思い、スマホのカメラでは・・・。
結構良いところまで行きます。スマホと言っても、既に2年半経過した京セラのTORQUEですが、やはりこれもペンタックスマシンと同様タフネス仕様なので、穂のでん坊やの生活向きです。
穂のでんにはお手軽に写せるカメラがお似合いです。