張り上げ屋根のツヤ
手入れは簡単で、すぐに走行準備状態になりました。
前灯、尾灯は別パーツのはめ込みのようです。これだときれいに塗装が印刷できます。DBプレートは、しっかりと別パーツ化となっています。これだけでもロコやメルクリンの印刷とは差別化されていますが、この形態では初めてワイパーアームが別パーツ化されました。不自然さが無く、良くガラスにフィットしています。
バッファーカバーも別パーツですが、車体のRに綺麗に沿っています。ロコのようにジャンパ栓がこのカバーと接触しないよう曲げるということはしていなく、実車に忠実?であります。実車はケーブルがすれて黒塗装が剥げていましたが・・。
屋上の特高機器類も、しっかりと表現されています。新造の証の赤塗装が銀屋根に映えています。
裾のクリーム帯も、穂のでん特製品とは異なり、細く印刷されていて、引き締まっています。
銀色塗装をした放熱管が、良く目立ちます。効果抜群です。
側面のDBプレートも別パーツです。ルーバーもしっかりと通風部と飾り部が分けられているよう、深さの違いで表現できています。このあたりは穂のでん特製のルーバーと作りの思想は同じです。
正面の丸み感は、なかなか再現が難しいE10.3ではありますが、かなり端正に出来ている気がします。このあたりは最後発製品ならではの出来なのでしょうか。
ロコのような台車間の床下機器スペースにデコーダを載せるような構造にもなっていないので、実機同様のスッキリ感が出ています。やはり後発の強みでしょう。
ということで、穂のでん特製品とは異なり、随分と洗練されたE10の最終増備グループが整備完了、同じスタイルの2機がTEEの客車で共演することになりました。
・・・おしまい。