穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

東京総合車両センター 夏休みフェア2017 開催!

今年も懲りずに電車たち

 やっている内容はマンネリズムなのですが、餌食になる車両たちが、偶然その時に入場している車どもという不運?に恵まれることになるので、結局のところ毎年出向くことになってしまう訳であります。

 でも、今年はちょっと展示車両に風変わりな一族が選ばれたようなので、空模様を気にしながら早々に向かったわけであります。

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 今年も空模様が怪しいながら、午前中は陽も覗く暑い暑い一日です。午後には少々お湿りがあったようですが・・・。

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 今年のスカートめくりの餌食はこの娘。老若男女、皆そろって下を覗き込むのが好きなようです。変な世界です。処変われば犯罪になります。でも覗くのはヒトの本能であることが、この場所に来ればわかります。

 穂のでん坊やは下を覗くのは興味が無く・・・

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 先頭に、変なトサカが載っていることに興味があります。といってもオダワラ急行向けのデジタル列車無線アンテナという、JRには珍しい装備物。この私鉄風のカッコイイアンテナ載っかるほうが、ずっと珍しいのですが、そういうところに興味が走ってしまうのは、実に鉄ヲタというところでしょう。

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 さて、スマホ電車に追い出された初代テレビ電車は、黄色い帯に衣替えしていました。

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 続々と準備中のようでして・・・、

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 工場内では、すでに別の編成が準備中でしょうか。

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 気が早くて、すでに引っ越ししたつもりでいるようです。

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 転属車がやってくる本家の所属車は、今年も家出をしたがっているようです。

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 おとぎ電車としての餌食は、スカ帯の付属編成。

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 チョット先まで往復するだけでも、みな満足の世界であります。

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 OYは昔から実に広々とした大いなるピット線があります。ゆったりとしています。

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 ウラの177は、営業復帰する気が無いようです。カクレンボも年単位ではシャレになりません。

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 遊休資産というのは、宜しくないこと。さっさと現役に戻らねばなりません。

 さて、今年の目玉はおおいなる目玉。

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 いつ処分されてもおかしくない、歴史上の資産が展示されています。このような資産の処分には積極的なようなので、存在するうちに見ておかなければなりません。

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 特に、この2両については、昔の日常生活においてお世話になっていたので、久しぶりの再会となりました。

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 12052については、地元なので事あるたびに利用していた個体。EF8181については、御召指定機というカマになった直後に団臨で牽引してもらったマシン。田端での付け替えの時に真横からじっくり観察した記憶がいまだ新しい。32年も前の話です。

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 クモヤ143という車両は南武にはナハ所属でクモヤ145が居たので縁が無いように思われますが、どっこいどっこい。軌道検測車すなわちマヤ34の検測時はクモヤ143に挟まれて川崎~立川を往復していたんですね。昼間閑散時に。川崎には3両という停車目標が無かったので、駅員による手旗信号で停止をしていたのであります。ちょうど立川方のクモヤの頭が、当時の6両編成の先頭位置に来るように止めていました。

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 EF65のPFは、別に縁があるわけではないのですが、近ごろ色が変わった仲間が多く新鶴見に居るので、今の馴染みマシンであります。それらもいつまで現役で居られるか・・・。

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 でもやっぱり、このマスクを眺めると、落ち着くのであります。穂のでん坊やも古い人間になってしまったようです。

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 さすがに菊の御紋章という訳にはいかないようで、特製JRマークが使用されています。

 今回わざわざ出向いたわけは、先日入線したKATOのクモハ12052を、どのように手入れするかというインスピレーションを得たいがため。

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 サボが川崎駅常備の長沼行きになっていまして、蔵出しお宝品を装備したようです。裏面の表記が気になります。

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 昔、このサボの黄色丸周囲の色が紫か青かということを訊きまくっているマニアに遭遇したことがありましたが、これを見ればわかるでしょう。どちらでもない微妙な色なのであります。

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 カギ外しのワイヤが窓横の赤板で終わっています。現役時代はサボ枠横まで下がっている標準的な長さでしたが、なぜか短くしてしまったようです。これではパンタを上げるのが大変です。案の定、今回の展示は死んだ状態です。

 防護無線アンテナのアース線が運行表示窓上の接地端子台まで伸びていました。これは今まで気付きませんでした。木製屋根のままであることの裏付けとなります。

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 アレスタの接地端子台は、KATOのモデルでも再現されていました。これも木製屋根の旧国ならではの装備品です。所属標記は相変わらずナハのまま。末期に追設された転落防止用の窓柵は、大変みっともないものだったせいか撤去済です。

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 今や絶滅種となってしまったB型受電器。といってもATC受電器のタイプは現役ですので、この胴受け両脇に装備という方式が絶滅種。低圧ジャンパ栓の横に、更に小さいジャンパ栓が増設されています。何の引き通しでしょうかねえ。パンタ母船の配管は、キッチリブドウ色と黒で塗り分け線がありました。

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 ということで、それなりに新たな発見があったわですが、どのようにモデルを手入れしようか、というところまでには至りませんでした。結局モデルはモデルとしての楽しさで整備するという、穂のでん本来のスタイルを踏襲することになりそうです。

 

 さてさて、かなり体力を消耗した感がありましたので、ランチに寄りました。

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 麦のジュースとこってりニンニク抜きの大で、スタミナをつけて夏バテを防止しましょう。

 

・・・おしまい