光り物に凝ること
今年は、モジュールに光り物が標準装備になってきた感があります。また、単に建物や街灯にLEDを組み込むというだけではなく、モジュール全体を光の演出で表現するという手法もあちこちで取り入れられた感があり、実物の鉄道車両同様、光のギミック元年という感がありました。
単なる山峡のモジュールにとどまることではなく、
光の当て方を工夫することで、モジュールの雰囲気が随分と変わります。
建物にも灯具が標準装備されていると、生活感が出てきます。
人影が少ないと、より田舎感が出てきます。
16番のサイズとなると、建物ごとに点灯のやり方を変えることが表現しやすく、より生活感が湧いてきます。
そうなってくると、無灯火の電車は幽霊列車になってしまうので、DCC化などにより常点灯を楽しめるようにすれば、より一層魅力が引き立つものです。日本の模型界のデジタル化は、まだまだこれからのようです。
それでも、バスが走り回る、作り込んだモジュールも展示されるなど、確実にギミック化が進んでいることは事実です。
造り込みしてあるモジュールは、光の当て方がどんなものであっても、魅力的です。
このようにチャンバーで囲まれた夜景のモジュールも展示されていました。ここまで光の演出に凝るのは、相当大変な作業でしょう。
それでも、暗い光の中に浮かび上がる景色は、極めて夜景に自然的であります。このモジュールはきっと明るい下で展示してあっても、見応えのあるモジュールなんだなあと期待してしまいます。
ここまでくれば、大きなチャンバーを準備するのも勢いで出来てしまいそうです。
・・・次回へ続く。