穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

PIKO 97700 NORDCARGO E483.010 NC Ep.6 その1

TRAXXの直流機

 欧州では高速鉄道(つまり在来線)においては交流電化が当たり前の世の中ですが、直流電化が主流の国も若干ながらあります。日本のように1500Vというフランスの南部地域もありますが、どちらかというとイタリアの3000Vの方がメインのようです。

 そのため、ボンバルのTRAXXシリーズも、複電圧仕様ではDC3000V対応であるし、イタリア向けの直流専用マシン、すなわちDCシリーズでは3000Vのみの展開となっています。

 そう考えると、日本の鉄道は、世界的に見るとガラパゴス文化であるのか??

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 普通のTRAXXマシンに見えます。

 屋上が他のマシンと違うようです。

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 直流電圧ですので、流れる電流値が交流よりも高くなるため、導体が太くなっています。

 さて、ちょうど愛用のサイトであるRailcolorに、この010号機の屋上の写真がありましたので、それを参考に手入れをします。

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 このように薄灰色の部分があるようですので、マスキングテープを切り貼りしてからスプレーを吹きました。手持ちのスプレーにちょうど良い色調の灰色が無かったのですが、サーフェーサーの灰色がちょうど良かったので、サーフェーサー塗装です。

 実機のこの部分の塗料は、多分導体近傍に塗装されていることから、絶縁塗料だと思われます。すると質感的にはサーフェーサーでピッタリかもしれません。

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 パンタグラフは、取付台と共にメルクリンのものに交換。イタリアパンタなので、ホーンは切除してしまし、全体にニュートラルグレーを塗装。

 これで、屋上の手入れは完了です。

 

・・・次回へ続く。