EF64 78を仕立てる
地元南武線は、今でこそ貨物列車が極端に少なくなりましたが、20年ほど前までは1時間に1本は必ず石灰列車が走っていました。また横田基地への米タン列車も比較的多く走っていましたが、今や石油タンク列車が夜間に1~2本と寂しい限りです。
さらに昭和50年代までは、小口貨物の列車も頻繁に運転されていて、新鶴見の蒸機やディーゼルも活躍していました。
南武線を代表する貨物列車を牽引する電機を一手に引き受けていたのが、立川機関区。長らく古豪のED16が大集結していた機関区でありました。その後廃区になり今はマンションの敷地に化けてしまいましたが、国鉄末期のED16廃車時に、入れ替わりとしてEF64が甲府機関区などから転入してきました。
そのEF64の中には、基本番代の最終増備の一群が含まれており、南武線では旅客車よりも機関車が新しいという変な時期を形成していました。今回穂のでんでは、その中から78号機をピックアップして増備しました。77号機は、その後お召し機になって有名になりすぎたので、地味な方を選んだわけです。
・・・・・で、この最終増備の一群でも、地味な78号機は製品化されているわけでもないので、アクラスの製品を改造することにしました。
同じことを考える方が多いのか、改造パーツがボナから発売されています。それを利用しない手はありませんので、入手して早速改造。
両サイドのフィルタ1枚がFRP製のものなので、他のものとはちょっと形が違うので、交換しなければなりません。交換と言ってもフィルタは車体と一体成型品になっているため、切除工事が必要となります。ドレメルに大活躍してもらって、車体2か所に大穴が空きました。そこへパーツをはめ込むわけです。
あらかじめフィルタは青15号に塗装しておいたのですが、何か変です。
フィルタのツラは、このホワイトメタルの裏座を使うことによって絶妙な位置に貼り付けすることが出来るのですが・・・、嵌めてみると・・・・。
少々色がくすんでいるのです・・。
・・・次回へ続く。