穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

TOMIX HO-270 国鉄 クモニ83 その2

旧国なのか・・・

 さて、この電車はツリカケ駆動ですので、旧型国電の部類になります。車体は荷電改造時に新造されていますので、新しいものです。

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 さて、015号車は上野に115系と併結入線した最後の荷電になっていて、ちょい有名個体になっていますが、今回の整備で不明点が2点。トイレの窓は白アクリルに交換されているかどうか。新造時は下半分がスリガラスだったようで、廃車時までそのままの個体が多かったようです。ミハの016号車は比較的早い段階で白アクリルに交換されているようです。色々と写真を探すと、ねこの本にちょうど写真が掲載されていて、015号車はスリガラスのままで一生を終えたようです。

 さて、パンタグラフ。穂のでんでは和洋を問わず、パンタグラフの整備は比較的機会が多くなっています。

 トミックスのPS13は、それなりにスタイルが良いですが、シューのホーンの部分が抜けていないのが残念なトコロ。でも今回はそのまま使用します。上半分がエッチング抜きの洋白の地肌のままですので、塗装します。

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 このPS13が、実はとてもクセモノ。時期や入場する工場によって、塗色が違うんですよね。浜工入場車は、パンタ形式にかかわらず黒と決まっていたので、113系のPS16であっても黒で、見分けやすいものがありました。逆に大井工入場の車両は一律灰色でしたので、こちらも楽です。

 新津の整備車も末期は灰色だったようですが、この015号車の写真を見ると、汚れている状態のものが多く、灰色になっていたかどうか少々不明。ということで、今回は妥協をしてジャーマングレーとしました。まあ、PS13が強調されるので、効果ありでしょうか。

 一応屋上のモールドは、薄い灰色を色差ししておきました。

 

・・・次回へ続く。