置き換え用の代替機
リューベランドバーンの171型電機は2004年に営業運用を終了しましたが、数両保存されていて時々動いているようです。代替として登場したのが、2電源対応の185.2型。TRAxxシリーズのうちの F140 AC2タイプになりました。当初はDB Cargoが貨物列車の運用を担当していましたが、Havelländische Eisenbahn Aktiengesellschaftという輸送会社が路線の運営を担当しているようです。旅客列車はディーゼル化されたようです。
さて、この輸送会社が所有するTRAxxのAC2は3両あり、そのうちの641号機が穂のでんに入線しています。
このマシンの愛称はブランケンブルグ。キャブの側面窓下に標記されています。
20世紀末のDBマシンの特徴でもある妻と側面の面取り部分にオレンジのラインを回している、特徴的な塗装となっています。このパターンは珍しい部類です。
さて、ピコの製品ですので以前紹介したピンクパンサーなどと同等の製品群となります。ということは、それなりのお手入れが必要となりますので、今回は先ず上回りからのパーツのドレスアップとします。
さて、このPIKOのTRAxxマシンについては、パンタグラフの交換が少々困りものです。モデルオリジナルのパーツは
このように、タウラスと同じような、ガイシの表現が無い、いかにも安っぽいものが取り付けられています。しかし、これがタウラスのパンタと同一品ではなく、ガイシの取り付け間隔の寸法が違うのです。
こんな感じで、1mm程度TRAxxが広くなっています。以前メルクリンのタウラスなどをROCOのパンタグラフに交換するという手入れを紹介したことがありますが、このピコマシンのパンタを交換するための部品を捻出していた、ということが理由となります。メルクリンのTRAxxなどのパンタ台は、形式に関わらず上の写真の左上のパーツが使用されています。
これですと、ガイシの表現もあるので、パンタグラフごと交換することで見栄えの向上が図れます。
結果として・・・
今回は準備工事として用意されている座やフサギ板類のアルミプレートに色差しをしてみて、A.C.M.EやRocoの製品のようにしてみました。
・・・次回へ続く。