パン上げ下げ
パンタグラフの上下動作をデジタル制御で自動的に行う量産製品化をしたのは、メルクリンが最初でした。そのワイヤ方式は不具合が多く、結局普及せずに終わりました。
ESUは、その失敗を観察していたのかどうか判りませんが、違う機構で実現させました。
パッと見本当に自動なの?と思いますが、実物同様エアシリンダ方式の駆動となります。といっても模型ではモーターが内蔵されていて、実物と同様にガイシで構成された鍵外し装置がパンタグラフに接続され、入り出で軸を回転させて上下させます。
こんな機構ですので、当然神の手で上げ下げしようとすると、壊れてしまいます。
よって、この写真を撮るためには、通電してパンタグラフを上げなければなりません。上げたまま電流をOFFにすると、その状態が維持されます。
・・・次回へ続く。