蔵出し品
先週、雑誌を購入に銀座2Fに立ち寄り、何気なくショーケースを眺めていると、少々不可思議なマシンが1台新製品群に紛れて展示されていました。
値札の右隅に小さく書かれていた製品番号を見ると、43658.2とあり・・・・!?。
そのまま顔なじみ店員のUさんに「コレください」となってしまいました。
1994年発売の1044型の077号機。この077号機としてはサフィックスから3回目の発売製品でありますが、現在の新塗装となった1044型としては初回発売の製品であり、かつDCCソケットがない完全アナログマシンの最終製品でもあります。
箱は2000年代初頭まで続いた、90年代の製品のおなじみのケーシング。
箱から出した状態ですが、1980年発売のロコ最初期からの製品にもかかわらず、地元オーストリアのマシンとあってか、手すり類が完全別パーツとなっている、精密感が比較的高い製品に仕上がっています。この直後のデジタル化可能製品からは、ワイパーが別パーツ化され、やはりロコ社はオーストリアのメーカーであるという誇りが感じられる代表的な製品でありました。
ということで、この商品は、やはり銀座のお店の倉庫の奥に在庫していたものだそうで、ショーケースに入れて2日目にして早々に売主が決まりビックリとのこと。
確かに20年も前の製品を求める人も、そう滅多にいないでしょう。やはり穂のでん坊やはひねくれモデラーです。
・・・次回へ続く。